生き方
今月の言葉、難しそうですね。
でも、最後まで読んでください。
浄土三部経の中に
「無量寿経（むりょうじゅきょう）」と言うお経があります。
その中に、「嘆佛偈（たんぶつげ）」と言う一節があります。
その中に、「光顔巍巍（こうげんぎぎ）・・・・・
・・・・・・・・我行精進（がぎょうしょうじん）忍終不悔（にんじゅうふげ）」
とあります。
先日、インドに行ってきました。
お釈迦さまの聖地には、多くの仏教修行者、信者が参拝していました。
お釈迦様は、何を覚られ（降魔成道）。
何を大衆に説こう（初転法輪）としたのでしょうか？。
それは、「全ての人を救う」事にあったのです。
お経の中で、法蔵菩薩は「全ての人を救う」ために、
四十八の願をたてる事を決意しました。
その時の宣言文（偈）に
忍終不悔（にんじゅうふげ）
とあるのです。
法蔵菩薩は、この願をすべて成し遂げ、
仏（＝阿弥陀仏）に成ったのです。
だから、私たちは、「南無阿弥陀仏」と、お念仏を､称えることにより
お釈迦さまの、「覚り」「救い」の心に触れる事が出来るのです。
忍終不悔（にんじゅうふげ）
とは、「全ての人を救うためには、我が身（法蔵菩薩）を
毒・苦に置いても、精進し、
耐え忍んで、けして悔いることはない。」
と宣言しているのです。
さて、皆さん！。
皆さんも、「○○○をする 〜ゾ〜」と宣言をしたことありませんか？
たとえば、「日記をつける〜ゾ〜」とか「煙草を止める〜ゾ〜」とか。
法蔵菩薩の願に比べると、チマチマしていますが、
凡人・愚者である私はそれなりに、自分に合う願を、
忍終不悔（にんじゅうふげ）
の心意気で達成するのも大切だと思います。
皆さんも、何か願を立ててみませんか？。
南無阿弥陀仏 釧路浄土寺 わたべ徳史
