今月の言葉、再開宣言も長続きせず、
「ほほえみ地蔵」にガッ～～ンと一撃。
たまたま今日は珍しくお休み、と言っても
これから枕経。
その合間に、急いで打ち込んでいます。
先般、「ニーチェの言葉」を読みました。
学生時代を思い起こし、懐かしく一気に読みました。
その中で、「きみの精神はどのレベルか」
『よく生きようとする者の精神は、それぞれの発達段階において
目指す価値目標が異なっている。
第一レベル・・・「勇気」（徳の中でももっとも高貴）
第二レベル・・・「正義」（徳の中でももっとも高貴）
第三レベル・・・「節制」（徳の中でももっとも高貴）
第四レベル・・・「智慧」（最高の徳とみなす精神になる）
「漂泊者とその影」
さて、あなたの精神の発達段階は？いかに？
更に「善悪の彼岸」の中で、
ほとんどの孔雀は、人の前でその麗しい尾を隠す。
これは、孔雀の矜恃と呼ばれている。
孔雀の様な動物でもそうなのだから、
私たちは人間として、
いっそうの慎みと矜恃を持つべきであろう。
と述べています。
私たちは、年を重ねると、「勇気」も「正義」も薄らぎ、
矜恃を保つことなく、「節制」を忘れ、老いていく。
私もその中の一人として、ズシィーンと来ました。
つくづく、佛の「智慧」に遠い自分に気づかされました。
改めて、自分を飾らないで、
凡夫の為に説かれた
法然上人のお念仏の心に触れさせて頂きました。
南無阿弥陀仏
釧路浄土寺 わたべ徳史
