平成１４年８月の言葉

　　　 また
　　　　　　 会えるね

　

お盆ですね。

突然ですが、次の字、読めますか？？？。

　　�@一蓮托生
　　�A��会一処
　　�B呉越同舟

（答え　�@いちれんたくしょう　　�Aくえいっしょ　�Bごえつどうしゅう）
　全てピンポンでしたか？

では、その意味わかりますか？
�@�Aは特に仏教徒には大切な言葉ですので、覚えていただけたら
嬉しいです。

広辞苑によると、�@は、死後、ともに極楽に往生して、同一の蓮華に身を託すること。善くても悪くても行動・運命をともにすること。
�Aは、多くの人々がともに一処に集まり会うこと。阿弥陀の浄土に往生して、浄土の人々とともに一処に会同すること。

ついでに、�Bは、仲の悪い物どうしが同じ場所に居合わせること。また、敵味方が共通の困難や利害に対して協力すること。

広辞苑の解説で大体お分かりと思いますが、
�@は死後に、私たちが西方極楽浄土の仏菩薩と
同一の蓮華台上に、
往生する事です。
こんな素敵な歌を見つけました。

えっ
あの人も
そう
あのひとも
そう
そうなんですね

いえっ
いいえ
あの人と
あのひととも
語り合えるところだからこそ

そう
同じ蓮華（はす）の台（うてな）で


私たち浄土宗のお念仏の信者は、死後、全員が西方極楽浄土に往生するのですね。
だから、「またあえるね」、と言う事になるのです。
えっ、死んでからまた会うのは、真っ平ご免だって・・・。
そんな事言ったって、貴方も私も、「一蓮托生」で「��会一処」なんだから。
それとも、「呉越同舟」で行きますか？。


ナムアミダブツ　　　浄土寺　　　わたべ徳史